2012年7月11日水曜日

地域活動支援センターの人口密度

 このところ何故か見学の方が多い.
大体同伴される方(紹介して下さるクリニックのスタッフやら相談支援事業所の
方等)もいるので,あっという間に地活の人口密度は上昇します.
2Fに靴を脱ぐところがあるのですが,靴は廊下にあふれていて,喫煙コーナーも
2Fにあるから人がすれ違うのに工夫が必要になります.メンバーは人口密度が上がると
落ち着かず,自分のことではないのに動揺します.人との境界線がよく分からない
ので,親切に珈琲は自由に飲んでとか,このカップは使ってもいいんだよとか,
話しかけるといいのか,それとも放っておくのがいいのか迷うようです.
 まずは場や人に慣れてその場に「居られるようになる」ことが大事だとスタッフは
考えていますが,なかにはすぐにでも働きたいという方もいらっしゃいます.
 
 本日発行のニュースレターは「働くこと」がテーマです.それにも書いたのですが
変化には長い時間がかかります.今までの自分が潰してきてしまったように
感じる時間を,すぐに取り戻そうとあせる気持は分からないわけではありません.
でも,現実はそんなに甘くない.

 何を求めて自分が地活を使おうとしているのか.
 自分が抱えるめんどくさいものって何か.
 自分が変化するために,何を努力しているのか.

 変化って,どれだけ真剣に“あがいた”かについてくるご褒美のようだなあと
思います.変化って,そんなに簡単には手に入らないです.