2013年6月19日水曜日

そんな日もある

 今日の午前は「当事者研究」のプログラム.いまは「人との距離の研究」をおこなっている.これがまた,なかなか面白い.前回は人との距離を計るうえで“ハードル”という概念が出てきた.要は人との垣根,あるいは敷居の高低に関わる話しとなったが,おおむねこれまでの利用者は人との関係で傷つくこと(傷つけられること)への怖れからとても人との距離が遠い.しかし最近その垣根というか敷居を飛び越える人の登場で,場が凍り付くというか,みなが言葉を失うような場面を作る.この落差こそが「それいゆ」らしさでありグループの面白さだと思う.

 引っ越しが近づき,ダンボールだらけのセンターには体調不良のメンバーが多い.昨日は移転先の見学会だったがここでもいちいち面倒な反応を示す人続出.さすがです.

 という訳でこういう時は非日常を行うべし.この日何とか重たい気持と身体を引きずってやってきたみんなを連れて大通り公園でぼけーっとする.水が見たいというリクエストに噴水を眺める.その後近くの「大通りビッセ」にてそれぞれ好きなスイーツを選んで食す.まあ,そんな日もある.人との距離はこんな非日常で思いがけず縮まることもあるのだ.