2013年3月8日金曜日

友チョコをめぐるあれこれ

 今日は(というか今日も)身体に悪いスケジュール.21:00に外勤が終わってそのまま当直.12h労働はめずらしくないが,このところ同時進行で頭を使う作業を抱えているのでさすがにこたえる.昨日は家に帰って買い忘れたものがあるのに気づいたが,車を運転しない方がいいと自分で判断出来る程疲れていたので,つれがつき合ってくれて近くのスーパーへ.夜の坂道を二人でおしゃべりしながら歩いたら気分もほぐれた.でも家が山の中腹にあるため,急勾配にさしかかると道も滑るし,夜景を見ながら歩いているとうっかり転倒する怖れあり.平らな場所に住んでいる人には想像しずらいでしょう(ちなみに自転車は危険なので使えません).

 さて今日は定時制高校をメンバーと一緒に見学.教頭先生の案内でホームルームをのぞいた.1年生→3年生となるにしたがって雰囲気が落ち着いていくのがわかる.1年生なんか私とメンバーのIちゃんをまじ見しながら「だれ,だれー」って,直接言うか.

 2年生のクラスにおじゃまして,この日は学年末試験のテストが返ってくる場面をしばし見学.満点をとる子もいるし,19点!!!と歓喜にむせぶ男の子もいるしで賑やかというか,とにかく学びの場にはいろいろなタイプの子ども達がいた.

 Iちゃんは勉強ができるような環境になかった.20代の今になって「勉強したい」のだそうだ.そして自分の足で立てるようになりたいという.教頭先生はとにかく学校に来て,自分が何を学びたいか,どう手伝って欲しいのかを示してくれたら応援しますとおっしゃった.見学した高校は今日で二つ目.「今晩じっくり考えるね」というIちゃんを家まで送った.学ぶことにはいつだって遅いということはない.

 昨日の夜に,中学を間もなく卒業する長女の「友チョコ」のお返しホワイトデーなる「焼きドーナツ」を製作した.私は彼女のアシスタントだが,さすが美術コース専攻なので成形は得意なために私が成形したものは「へた」とかさくっと言われて別のお手伝いを命じられる.深夜まで作業は続くが,上にかけたチョコのデコレーションが乾くと袋詰めとなる.いただいた「友チョコ」には彼女なりの評価点があるらしく,さりとてお返しにはあからさまな差があってはならぬらしい.可愛い♡シールは,袋の色との相性があるので手出し無用!と言われ,パッケージするのも一仕事だ.最後の最後はこれらを入れる紙袋を選ぶ.何でもいいようなものだが,ここにセンスのよさが光るんだよーと言う.つくづく女子は面倒な生き物だ.でもこうやって学校という場所で,彼女なりの生息技術を磨いてきたのだろうと思う.

 Iちゃんが学ぶことになる場はこれから決まるが,こんな友チョコをめぐる面倒な儀式はあるのだろうか.長女からは「へた」と言われてしまう私だが,来年はIちゃんと一緒に,今度は応援してくださる先生達に「御礼チョコ」を作るのかもしれない.

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