今日はこの春からプログラムを担当させていただいている
「北海道ダルク」でスタッフミーティングに参加.
ダルクはご存知のようにご自身が薬物依存症という
当事者スタッフによって運営されている.
私は理事ということでかかわってきたけれど,年々,様々な背景を
もつ人がたどり着くようになり,専門職として基本的なアディクション
の理解を促すようなグループワークをおこなっている.
私がプログラムのなかで感じていることを,スタッフミーティングのなかで
確認したり,またスタッフからそれぞれのメンバーに関する状況を
聞いたりする.この半年で見えてきたことや,プログラム自体が全体の
なかで浮いていないかなどを振り返る大事な時間になった.「それいゆ」では
女性のみに限定された援助だが,ここでは男性に期待される(本人が勝手に
背負う)性別役割などにも配慮しながら参加される人たちの変化や成長を追う.
そのなかである人の話しにみんなの気持がひとつになる.
過酷な運命を背負いながら生きてきた.だから,ここでいろいろな何かを
しでかしたとしても「生きているだけでいいよね」
そう投げた私の言葉にみんながうなづいてくれた.
カレのこの先の人生を思うと,今は本当にそう思う.
自分のawayでも,貴重な体験をさせてもらっている.